待つのも楽しい? ウーバーイーツ

 この週末、久しぶりにウーバーイーツを利用しました。ウーバーイーツと言えば、10月1日、事故に遭った配達員に「見舞金」を支払う「傷害補償制度」をスタートさせたばかり。一方、3日には、ウーバーイーツの配達員たちが「労働組合」を結成。働き方の改善を求めていくと公表しました。
 配達員は個人事業主。勤務中事故に遭っても労災保険が適用されません。それに対してウーバーイーツが補償制度を立ち上げた背景には、配達員の確保があることは確実です。組合側は、ウーバーイーツとの不透明な契約について今後は改善を求めていきたいとしています。例えば、配達員への報酬は距離によって変わりますが、配達依頼時には店の位置は分っても、何処に届けるのかは分からないのだそうです。遠くへ届けたい配達員に請けてもらえないのは困るという判断なのかもしれません。
 これについては、利用者も不都合を感じているのではないでしょうか。近くの店から料理をデリバリーしたくても、ウーバーイーツが指定した住所以外は受け付けてもらえないのです。例えば渋谷区の場合、ウーバーイーツから六本木にある希望の店を探しても見つかりません。店に問い合わせると、ウーバーイーツが配達範囲を決めているとのこと。六本木に隣接している渋谷区もあれば、遠い渋谷区もあります。配達員への報酬を一定以上増やしたくないという意図が働いてのことかもしれませんが、一律に区で決められているとしたら、GPS全盛の時代に残念な話です。
 そうそう、GPSによって配達員の移動をスマホで見られるのも、ウーバーイーツの面白いところ。料理を待つ時間も、長く感じなくなります。ピックアップする料理店になかなかたどり着かなかったり、配達先を迷ったり。その迷走ぶりが配達員への労いに繋がって、配達が遅れたことにいら立つより、“ありがたい”という感謝の気持ちが強くなるから不思議です。