“炭水化物の重ね食べは控えるように”大阪府がお達し

 大阪府は8/2、「大阪版健康・栄養調査」の結果を公表。その中で、麺類やお好み焼きなどとご飯類を一緒に食べる炭水化物の重ね食べを「大阪でよくみられる食べ方」とし、肥満体型の人に重ね食べを控えるように呼びかけたことが波紋を呼んでいます。ネット上では、「大きなお世話」「好きなもん食べたらええ」「おいしいからしゃあないだろう」と非難轟轟。コナモン文化を愛する大阪人にとっては、見過ごせないお達しだったようです。
 お好み焼きやたこ焼きをおかずにご飯を食べる――。大阪人ではない私にとって、この食べ合わせにはやや違和感を覚えますが、炭水化物の重ね食べは、何も大阪特有の食文化ではありません。そばにミニ丼や丼にミニそば、うどんにいなり寿司、ラーメンライスやラーメンチャーハン、焼きそば定食にはご飯が付きます。パスタランチにはパンが添えられ、ピザとパスタのハーフ&ハーフのセットも珍しくありません。
 大阪の調査結果によると、BMIの高い“肥満”の男性の約71%、女性の約56%が週1回以上炭水化物の重ね食べをしているそうで、1日1食以上重ね食べをする強者は、なんと男性の26.8%、女性の26.0%。4人に1人です。他自治体の調査結果がないので比較はできませんが、この数字に関しては、おそらく大阪府がダントツでしょう。
 糖質制限ダイエットがブームの今、この数字を叩き出せる大阪ってやっぱりすごいと思います。