お家クリスマスで気を吐くFFのテイクアウトチキン

例年なら、11月の中頃から少しずつ盛り上がりを見せるクリスマス。今年は、密にならないように恒例のイルミネーシヨンも控え気味。表参道のそれは中止になりました。
外食店からは、おせち料理の紹介を兼ねたクリスマスディナーのお知らせが届いています。レストランはクリスマス、居酒屋は忘年会と12月は外食市場の書き入れ時なのに、未だ新型コロナウイルスの感染者が増え続け、このまま12月が終わってしまうのではないかと、本当に心配になります。
日本トイザらスの調査では、今年のクリスマスの予定は「自宅でディナーを作る・食べる」が59.7%で最多。「テーマパーク」「イルミネーション」「レストランなどでの外食」はいずれも1桁台にとどまりました。そこで気を吐くのはFFのチキン市場。2020年度第2四半期のチェーン売上で375億円と、過去28年間で最高の売上高を叩き出した日本ケンタッキーホールディングス(以下、KFC)と、国内バーガー事業の売上高が同期277億円と右肩上がりのモスフードサービス。両社とも、クリスマスに向けてテレビコマーシャルを例年より早く、大量に投入しています。モスバーガーは「モスチキン」で、持つ部分にしか骨がないから食べやすいこと、お子さまも安心して食べられることをアピール、KFCは例年通り「パーティバーレル」を全面に押し出し、ネット予約誘導に注力。早割を勧めています。
今年は空前の唐揚げブーム。テイクアウト、デリバリー専門店が急増しました。こちらもクリスマスに向けて特別メニューを展開しています。外食市場が不振で鶏の価格は比較的安値で安定しています。が、西日本で鳥インフルエンザが複数の農場で発生しているというニュースも。こちらもウイルスです。