10連休、観光地の人混みとテイクアウトフード

 初の10連休が終わりました。思い切り楽しんだ人も、長過ぎると感じた人もいらっしゃるでしょうね。
 この連休、東京は静かでした。スーパーマーケットのレジは待つことなく、渋谷もスムーズに歩けましたし、都心の道路も空いていました。皆、何処へ行ったのかしらと思っていたら。
 テレビでは、観光地の凄まじい混み具合を紹介していました。身動きがとれないほどの人で溢れる江の島の参道。脇に連なる土産物店や名物のたこ煎餅を売る店、しらす丼をウリにする飲食店など、入りたくても入れない状態。途中で引き返す人も出るほどの混み様でした。
 同様に、鎌倉の鶴岡八幡宮に続く若宮大路と小町通りも人人人。こちらは、手焼き煎餅やコロッケ、きんつばや団子、ワッフルにジェラートと、さまざまなテイクアウトフード店が軒を連ね、若い女性たちに大人気。人混みも何の其の、歩きながら食べる観光客に、街を汚される住人はもちろん、売り物にシミを付けられると商店街の人も困惑気味。一方、観光客は、「食べる場所がないのだから仕方がない」と言います。
 観光地とテイクアウトフードは切れない仲。食べ残しや包材などゴミも出ます。食を提供する店舗が中心となって、街ぐるみで喫食スペースを確保するなどの対応が求められています。