バレンタイン。義理チョコはパワハラ?

今年もバレンタインの季節が始まりました。
注目のチョコレートは、なんと言っても、ルビーチョコレート。スイスのチョコレート会社「バリー・カレボー」が開発したピンク色のチョコレートで、ダーク、ミルク、ホワイトに次ぐ第4のチョコレートとして、約80年ぶりに発明された全く新しいカテゴリーのチョコレートです。2017年から、さまざまなブランドがルビーチョコレートを使った新作スイーツを発表していますが、今年は、今までになく洗練されたデザインの商品が揃いました。
昨年、ゴディバが日本経済新聞に「日本は義理チョコをやめよう」というタイトルの広告を、代表取締役社長ジェローム・シュシャン氏からのメッセージというカタチで掲載しました。「バレンタインデーは嫌いだ、という女性がいます。」という書き出しで始まる内容は、バレンタインデーが楽しい日であって欲しいと願う同社の気持ちが込められています。
そして今年ニュースになったのは、義理チョコがパワハラにつながる恐れがあるため、社内でのチョコレートのやり取りを禁止する会社が増えているというもの。ある調査では、男性社員が女性社員に義理チョコを要求することに対し、4割近くの人がパワハラだと思うと回答しています。
今のご時世、立場を利用して「チョコレートをくれ」と上司がせがめば、間違いなくパワハラでしょうし、社内で慣習になっていれば、女性社員にとっては義務以外の何物でもありません。でも、会社が規制すべきことなのでしょうか。ゴディバのメッセージは理解できますが、会社という組織においての禁止措置は、私には行き過ぎたことのように思えます。