おいしく飲めるぞ! 亜熱帯生まれのビール

 ビールは造られた場所、その近くで飲むのが一番おいしいと言われます。それは、ビールが輸送によるストレスの影響を受けやすく、かつ時間が経てば当然、鮮度がどんどん落ちるから。これは物理的な理由です。例えば、中欧のブリュワリーでどこまでも続く麦畑を眺めながら、カリブ海に浮かぶ島国のブリュワリーでレゲエを聞きながら、そんな環境や空気感もビールのおいしさを増幅させます。そしてもうひとつ大切なのが、気候です。タイのシンハー、インドネシアのビンタン、シンガポールのタイガー。いずれも日本でも買える有名なビールですが、現地ではおいしいのに、日本で飲むといまひとつ。そんな経験をした人は多いと思います。
 沖縄を代表するビール会社オリオンビールは今年4/27~5/6、オリオンビールが楽しめる新感覚のイマーシブ型バー「秒で沖縄に行けるバー by Orion」を東京・渋谷にオープンしました。白砂を敷き、ガジュマルの木々を配し、プロジェクションマッピングで東洋一美しいとされる宮古島の与那覇前浜ビーチの風景を投影。時間の流れに合わせて日が傾く仕掛けに加え、湿度や温度も管理。オリオンビールがおいしく飲める沖縄の空気感を再現しました。
 さらにオリオンビールはウェザーニューズ(千葉)と共同で、沖縄と近しい気候を示す「沖縄指数」を開発。オリオンビールが飲み頃の地域を知らせる天気予報を8/5から1ヵ月間、X(エックス)のウェザーニュース公式アカウントでプロモーション配信しています。那覇市の平均気温33℃に対し、35℃超えの地域が多発した今夏の日本。亜熱帯で生まれたビールが、日本の至る所でさらにおいしくいただけるようになったということ。ひょっとしたら、シンハーも?ビンタンも?タイガーも?