求ム!豆腐をヘルシーな副菜にする加工食品

 植物性のタンパク質源として重宝される豆腐。でも食べ方がワンパターンになりがちな食品でもあります。冬は、鍋料理の素材として楽しむ機会も増えますが、ひとり暮らしではなかなか。
 豆腐を利用する加工食品の筆頭は「麻婆豆腐」でしょう。ほかにも、「スンドゥブチゲの素」「肉豆腐の素」などの商品がありますが、いずれもちょっと重めの主菜系。副菜、箸休めとして手軽に楽しめる加工食品は意外と少ないのです。
 そう思っていたところ、Mizkanが9/1、豆腐を加えて作るスープの素を発売しました。「札幌味噌豆腐スープ」と「濃厚豚骨魚介豆腐スープ」で、いずれも有名ラーメン店が監修しています。開発に関しては、“豆腐でヘルシーに食事を済ませたいけど物足りない、といったジレンマがある。一品料理として満足感を感じてもらえる味わいに仕上げた”とのこと。この加工食品で仕上げた豆腐のスープが“豆腐をヘルシーにいただきたい”生活者のニーズにマッチしているのかはいささか疑問ですし、豆腐一丁(300g)と豚バラ肉、キャベツを用意するのは、やはりひとり暮らしには負担が大きい。
 私が、今でもいい商品だなと思っているのは、アスザックフーズが通信販売限定で2020年から順次展開した商品、「ふわとろあんかけ豆富の素」「豆腐と和える 白和えの素」「肉豆富の素」です。ひとり暮らしの味方“三連パックの豆腐”を1個ずつ使え、フリーズドライなので保存性が高く具材感があり、「豆腐と和える 白和えの素」なら3個入りで税込540円。三連豆腐が1個120円として220円で手軽に豆腐の副菜ができ上がります。この商品、ブラッシュアップしたらもっと面白い商品になると思います。