悩み多き鍋料理

 育ち盛りの子どもがいる家庭では、白飯が何杯食べられるかがおかず選びの基準になることがあります。まずは肉。カレーでも野菜炒めでも、とにかく肉がたっぷり入っていること、そして白飯が進む味付けであること。子どもだけでなく、夫の場合もあるでしょう。
 何も考えたくないとき、野菜を摂らなきゃと気付いたとき、日々の食べ過ぎを反省したとき、冷蔵庫の整理をしたいときに作る冬の定番と言えば鍋料理。そんな奥深い理由などお構いなしの家族の反応と言えば・・・。すき焼きやしゃぶしゃぶは肉たっぷりなら大歓迎!とは言え材料代は凄まじい。チゲ鍋やモツ鍋ならまあまあいけるか!水炊きはちょっと不評で、湯豆腐などとんでもない。
 意外に“悩み多き鍋料理”。その一助にとMizkanが今年提案しているのが、肉がモリモリ進み、家族みんなが大満足できると謳う鍋つゆ“お肉がウマい”シリーズです。開発にあたっては、社内の子育て中の社員とともに子どもが喜ぶ食事の特徴を分析し、「うま味や香りがあるものは食べ進む」「お肉が好きでテンションが上がる」「ご飯のおかずにならないと不満が出る」といったリアルな親子の食生活を把握して味わいに落とし込んだといいます。特徴としては、香味油で肉や野菜に味がからむ、やみつきになるおいしさに加え、肉や野菜をスープごとご飯にかける“つゆだく丼”としても楽しめるとのこと。
 思い出されるのは、2024年、モランボンが同様の理由で発売した、冷しゃぶ用調味料“しゃぶドレ”。酷暑で冷しゃぶの食卓登場頻度は伸長しているものの、子どものいる家庭では「ご飯のおかずにならない」「子どもが喜ばない」「メインディッシュにならない」といった不満が挙がったとか。そこで、冷しゃぶが満足できるメインディッシュになるようにと開発した“たれ”が同品です。食べ応えがある濃厚感と野菜もおいしく食べられるさっぱり感を実現。思わずご飯にワンバウンドしたくなる、白飯のおかずになるしっかり味のたれに仕上げています。
 そういえば最近、老夫婦のウチでさえ、関西風の水炊きではなく、骨付き鶏肉のうま味をじっくり炊き出した白濁系博多風の水炊きにご執心。子ども返り? いえいえ、元気な証拠です。