“米料亭”で炊き立てご飯

 「銀座米料亭 八代目儀兵衛」でランチをいただきました。“五ツ星お米マイスター”を取得し、2009年京都に「京の米料亭 八代目儀兵衛」を、13年に同店をオープンさせています。
 インバウンド需要を追い風に、1時間おきの予約は連日ほぼいっぱい。ランチメニューは、すき焼きやひつまぶし、お茶漬けなどもありますが、一番人気はやはり、お造りや焼き魚、天ぷらなどがセットになった“満開御膳”。ご飯の風味を存分に楽しみたいなら、これ一択です。予約時間の15分前までに店頭へ、入店するとすぐに料理が提供され、食事時間は30分ほど。次々に客の入れ替えが行われ、回転はムダなく進みます。
 ご飯にはおこげが添えられ、特製の塩かごま塩をかけていただきます。米菓のような食感と香ばしさ。ご飯は、風味が立ち、ほんのり甘くて、適度に温かく。炊き上がってから10分以上経過したご飯は出さないと言います。
 ウチでもおいしいご飯を炊きたくて、オリジナルブレンド米“翁霞”を購入。“おいしい炊き方”の指南書には、炊飯器の早炊きがお勧めとありましたが、土鍋派の私は我が家の炊飯釜で。悔しくも、店の味には敵わず。店で使われている炊飯釜は、佐賀有田の窯元と3年半をかけて開発した“Bamboo!!”とか。買わずにおれるか!でサイトに行くと売り切れ。
 「八代目儀兵衛」の米をメニューのウリにしている飲食店も多く、ミシュランの星付きレストランから機内食向けに航空会社にまで米を卸していますし、23年には、セブン-イレブン・ジャパンのおにぎりの米の監修も始めています。またさまざまな企業が、「八代目儀兵衛」の米をギフトやノベルティに利用しています。確かに、お墨付きのブレンド米をいただいて困る人はいないでしょうから、贈り物には最適です。
 米不足で、初めて日本の米事情を知った生活者も多いことでしょう。塩やしょうゆ、みそがあれば、ご飯をおいしくいただけるのが瑞穂の国の民。米作政策について改めて考えさせられたランチでした。