セブン&アイ・ホールディングスが、発売10周年を機に「セブンプレミアム」を刷新。ロゴを変更するなどかなり力の入った刷新ですが、なんといってもその目玉は、生鮮品のPB「セブンプレミアムフレッシュ」の誕生です。
生産地を絞り、製法を管理したバナナや豚肉、サーモンなど第1弾の約30品目を3/9から順次、売り出しています。セブンプレミアムが目立つのはセブンイレブンの店頭ですが、フレッシュに関しては、イトーヨーカ堂やヨークベニマルなどスーパーが主な販路です。コンビニにはあまり行かない高齢者に、セブンプレミアムの存在と価値を知っていただくためのようです。
例えばセブンプレミアムフレッシュの豚肉は、「カナダポーク」という小麦を多めに配合した独自の飼料を使った豚の肉。価格は100g159円です。私がよく行くスーパーの場合、100g159円は、1アメリカ産 2国産 3国産ブランドの、1と2の間の格。国産にこだわるか、セブンイレブンのPB開発力を信じるか。迷うところです。一度試したお客様が品質と価格を比較した結果、「いままで買っていた国産豚肉より安いのにおいしいから」または「アメリカ産よりちょっと高いけれどおいしいから」とスイッチしてくれれば万々歳。そこまでのアピール力があるとしたら、さすがセブンプレミアムと賞賛されるでしょう。
コンビニは選択肢を求める場ではありません。今欲しいものがあるかないかだけです。一方、スーパーは選択が前提です。販路をスーパーにこだわらず、一日も早くセブンイレブン全店に広げていただけますように・・・一生活者としての私の要望です。