ポッカサッポロフード&ビバレッジの「キレートレモン MUKUMI」の売り上げが急上昇しているそう。この商品、昨年の食市場のトレンド講演で、【ヘルシー志向】に繋がるキーワード【Re活】の中で取り上げました。
“withコロナ”の生活が浸透し、外出気分が一気に高まった2023年。海外旅行も視野に我慢していた旅行を計画したり、今まで見合わせていたイベントに参加したり。再び活動を活発化させる【Re活】が増えていました。そうなると気になるのが、巣ごもり中、手を抜いてしまったダイエットや美容、生活リズムのリセットによる体調の変化です。新型コロナ禍初期に注目されたのは、免疫力を高める食品でしたが、外出機会が増えるにつれ、脂肪対策商品や美容に関わる商品へとニーズが変化。そんなトレンドにぴたりとはまると思われた商品です。
本品は、レモン由来モノグルコシルヘスペリジンの働きで、“一時的に自覚する顔のむくみ感を軽減する機能”を謳う、機能性表示食品の炭酸飲料。同社は、20~30代女性の約3人に1人がむくみに悩んでいるといわれ、“withコロナ”でマスクを外す機会が増える可能性もあり、“顔のむくみ”に関する悩みは増えていくのではと予測、発売したそうです。“顔のむくみ”という女性に響くトラブルそのものを商品名にしている点は、高評価。ネーミングのインパクトで思わず手に取り、一度は試したくなる商品だと思いました。
発売当初は、顔のマッサージやストレッチよりも手軽に“小顔”になれるとの期待から。そこに女性K-POPアイドルが飲用していることがSNSなどで広がり、人気が加速。さらに“推し活”をする人の間で、「“推し”に会う前に」という飲用シーンが広がったとか。
「キレートレモン MUKUMI」発売から1ヵ月遅れで、森永製菓は、コロナ禍の在宅ワークで足のむくみを感じる女性に向けて“脚のむくみを軽減”と謳う初の機能性表示食品「inゼリークリア ゆずレモン味」を発売しました。成分は同じ、レモン由来モノグルコシルヘスペリジン。顔と脚。“やっぱり顔!”かな?