最近、私の周りの女子の間で話題になるのが、「つくたべ」。NHKの夜ドラ「作りたい女と食べたい女」のことで、2022年に放映されたシーズン1の再放送を見て、今年1/29から始まったシーズン2を欠かさないという女子が増えています。ストーリーは、料理が好きだけれど少食の野本さんと、食べることが大好きで作ることにも興味がある春日さん2人の、料理を中心とした日常。2人は同じマンションの同じ階の一部屋はさんだお隣さんです。
「つくたべ」には、料理好きな女子には“あるある”なことがたくさん。例えば毎日おいしそうなお弁当を作ってくる野本さんに対して、男性社員だけでなく女性社員からも発せられる「いい奥さん(お母さん)になる」「結婚した人は幸せだ」などの言葉。料理が好きなだけなのに、なぜ結婚や育児に繋げるのか。息子が料理をするのが好きだと言ったら、女児のママ友から一斉に「うちの子と結婚して」と言われたことを思い出しました。食べるのも作るのも好きで、料理上手な女友達がいますが、ほとんどが独身です。
私は、仕事でストレスがたまると、いきなり料理を始めます。夜中に起き出して翌日の昼食を仕込んだり、手製の冷凍食品を作り置きしたり。家庭においてキッチンは唯一、手を使う創造の場。頭も使いますが、何より手を使い、火を操り、水に触れることが、ストレス解消にはもってこいなのです。
一緒に料理をして食事をすることに幸せを感じる野本さんと春日さん。幼い時から男の子に興味がなかった野本さんは、“これは同性愛なのではないか”と思い始めるのですが・・・。そんな展開もありなのでしょう。でも私は、決めつけなくてもいいよと言いたい。一緒に楽しく料理を作り、一緒においしいねと食べることは、恋愛感情がなくても幸福感に包まれるものなのです。