今年も、おせち商戦が始まりました。百貨店やスーパー、コンビニ、テレビにネット。おせちの紹介をよく見るようになりました。
近年の傾向を挙げるなら、“選べるおせち”が増えたこと。和風洋風中華風イタリアンとおせちの料理もバラエティ豊かになり、今では、1段目は和風、2段目は中華風でなどという選び方も可能に。今年高島屋が提案しているのは、30品目の中から好みの料理を12品選んでオリジナルが作れる「よりどり彩りおせち」です。
元来おせちは、お重に詰めるもの。ひとつひとつ丁寧に仕上げた料理を、慣習に則って各段に納めます。仕切りのないお重に、彩りよく、味移りなく、見栄えよく料理を盛り合わせるのは、なかなか技術のいる仕事です。が、工場製造、輸送が前提のおせちは、仕切りがあるのが当たり前。前出の「よりどり彩りおせち」は、料理1品1ケース。注文に合わせて、ケースごと詰め合わせるタイプのおせちです。
また手作りする料理と購入する料理を合わせるのも近年の傾向。そんな生活者に、選べるおせちは最適です。加えてお重の用意がない家庭も多く、お皿に盛り替える作業が前提ならば、1仕切り1料理は好都合です。
Oisixの冷凍おせち「宝華」は、1段目には黒豆、伊達巻といった定番の料理が、2段目にはオードブルになる料理が、自分の好みの食べ方、盛り付けが演出できるよう、取り出しやすい小皿に入っています。
お正月の縁起物としてのおせちは、同時に、お正月のご馳走でもあります。それを今風にアレンジすると、このようなカタチになるのでしょう。