東京オリンピックは来年に延期されましたが、東京にたくさんの人が集まることを期待して、既に地方のさまざまな飲食店が東京初出店をしています。その中のひとつが北海道の人気スープカレー店、「Suage」。2019年5月に東京1号店を渋谷に、同年10月に丸の内に2号店をオープンしています。北海道でスープカレーが親しまれているのは、寒い冬、辛くて温かい身体がホカホカする汁物が好まれるからでしょうか。
「Suage」が東京に進出して以来、一度食べてみたいと思っていました。というのも、カレー風味のスープやスープカレーをいただいて、私は今まで一度もおいしいと思ったことがなく。北海道で人気の店のスープカレーなら、きっと私の印象を変えてくれると思っていたからです。先週、チャンス到来。仕事の帰りに丸の内店に行きました。
まず具材の違うカレーの中からひとつを選びます。次に、スープを決めます。鶏ガラとトマトをベースに何種類ものスパイスを加えた定番の「Suageスープ」、エビエキスでコクとうま味をプラスした「エビ赤」、イカ墨を加えた「イカ黒」、マイルドな「ココナッツ白」からひとつをチョイス。その後、辛さの度合いを選択し、加えたいトッピングがあれば追加します。店名の「Suage」の意味がトッピングで分かります。かぼちゃやブロッコリー、オクラなどの野菜はすべて素揚げされているのです。いずれも大ぶりで、食べた感は十分です。丸の内店の価格は1500円近辺。カレーとしてはいい値段です。
で、私の印象は。今まで食べたカレー風味のスープやスープカレーと比べると、うま味が強く、スパイスがしっかり利いていて。さらにトッピングが魅力でリピートに繋がるのだろうこと、よく理解できます。きっと食べ慣れると、無性に食べたくなるのかもしれません。が、私はもちろん、まだその域には達していません。