家の近くにたった一軒しかないスーパーマーケット「ライフ渋谷東店」が、週末、リニューアルオープン。開店記念の安売りを目当てに、初日に買い物に行きました。どんな風に改装されたのかをとっても楽しみにして。
リニューアルの目玉は、なんと言っても中食の拡充です。インストアベーカリーがあった場所にレジを移し、空いたスペースをすべて「弁当・惣菜コーナー」にしています。今まで提供していなかった、ナポリ風のピザ、スープやカレーのホット売りも始めていて、品揃えのバラエティ感はかなり増したと思います。通い続けている私のあくまでも推測ですが、顧客層は、昼間は老人、夜は帰宅途中の勤め人、しかも単身者の利用率が高いと思われます。郊外立地のスーパーに比べて圧倒的に子ども連れの客は少なく、狭い店なので子どもを乗せられるカートもありません。場所柄、平均所得も高いでしょう。中食の比重が高くなるのも当然です。
グロッサリー売り場では、ライフが大阪で展開しているオーガニック野菜などを扱うナチュラルスーパー「ビオラル」の商品が小さなコーナーで展開されていますが、環境は以前のままなので、“やってみた感”があることは否めません。介護商品や肌着、パジャマのコーナーが縮小されていないのは、やはり高齢者の利用が多いからでしょう。
デザイン的には、白木風の素材を利用して明るさと清潔感を演出していますが、印象としては以前のまま。どこにでもあるスーパーの内装です。
我が家のメインスーパーなだけに、おかしな方向に変わらなくてよかったと思う反面、つまらなさを感じているのも事実です。ただ、レジ前に、ここまで大々的にでき合いの料理を並べられると、そこに行き付く前にカゴに入れた生鮮食品の諸々を見ながら、これから料理に掛かるであろう時間と労力をばかばかしく思うようになるのではないかと、それだけを危惧しています。