梅雨明け前から猛暑日が続き、私はすでに夏バテ気味です。夏はしっかり暑く、冬はしっかり寒いほうが経済にはよいと言いますが、こう暑くては行動も抑え気味。私に限っては、日本経済に余り貢献できていないように思います。
さて猛暑の夏に売れる食品と言えば、「アイス・かき氷」「冷たい麺類」「茶系の飲み物や水」が定番。近年は、熱中症に対する予防意識が高まると共に高齢者ユーザーが加わって「スポーツ飲料」もよく売れています。また、漬け物も猛暑の夏には人気です。火を使わずしておかずになり、汗で失われる塩分補給に役立ち、野菜のビタミンやカリウムも摂取できます。
外出先としては、「ショッピングモール」や「スーパー・コンビニ」「カフェ」など、エアコンが利いた場所が人気スポットになります。また初乗り料金が730円から410円に変更されて初めての夏を迎えた都内のタクシー業界も、猛暑に加え、ゲリラ豪雨の影響を受けて好調です。
意外なものでは、使い捨てカイロが売れるそうです。キンキンに冷やされたオフィスで働く女性たちが暖を取るために求めます。同じくエアコン対策で売れているのが、加湿機能付きの製品です。空気が乾燥する冬に使う加湿器ですが、夏も、エアコンに一日当たっていると乾燥しやすいという理由から利用する生活者が増えていると言います。もうひとつ。大幸薬品の「正露丸」も夏にはよく売れます。水分や冷たい食品の取り過ぎや、エアコンが利いた部屋で就寝することでお腹が冷えるなど、夏特有の理由で下痢の症状を起こす生活者が増えるのが理由です。