秋祭りの季節。楽しみは屋台と盆踊り

 秋祭りの季節がやって来ました。私の家の近くにある“渋谷最古の神社”氷川神社も、この週末お祭りでした。
 この神社、お社に続く参道に階段が連なり、木々が生い茂る中を歩くという何とも神社らしいロケーション。そのためか、ドラマのロケに度々使われています。境内には、江戸郊外三大相撲のひとつ、金王相撲の相撲場があり、お相撲さんがやって来て奉納相撲をします。また近年は、パワースポットとしても有名なようで、毎月15日には「縁結び祈願祭」が行われ、縁結び限定の御朱印がいただけるとあって、女性たちの長い列ができます。
 毎年、屋台と盆踊りを楽しみにお祭りに行きます。お祭りの屋台は、トレンドをしっかり(ちゃっかり?) 取り入れているので案外おもしろいのです。例えば、くじでもらえるぬいぐるみ、今年は「うんちくん」一色でした。最近は、新大久保で火が点いた韓国版アメリカンチーズドッグ「ハットグ」や「タピオカジュース」、「白い鯛焼きパフェ」、インスタ映えを狙った、みかんやぶどう、イチゴ、キウイなどを飴がけしたフルーツ飴なども登場しています。「佐世保バーガー」や「明石焼き風たこ焼き」、「広島焼き風お好み焼き」などご当地メニューのパクリものもあって、何を称してその名を付けているのか、観察するのも一興です。
 盆踊り会場には、やぐらが立ちます。「東京音頭」「炭鉱節」と並ぶ定番曲が「渋谷音頭」。ハチ公前から代々木、原宿、八幡通り(代官山)、日赤通り、道玄坂と、渋谷区内の地名を織り込んだ歌で、“ラブラブ渋谷ラブラブ渋谷”で〆ます。この歌詞のインパクトが大きくて、大好きな盆踊り曲になりました。